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「マミ先生からの手紙」

不定期で連載を開始しました。
マミ先生は、現在、保育所の先生です。
子育てに奮闘中のお父さん、お母さんへ。
マミ先生から、あたたかいメッセージをお届けします。

●エッセイの感想をお待ちしております!
ご感想はこちらまで。

2.子育てを楽しもう!!~先手必勝 編~  -2016年6月20日-

私は小学校の教諭を長くしていました。若い頃、先輩の先生から教えてもらった言葉があります。
「先手必勝だよ。後からああしなさいとか、こうしなさいとか、あれしちゃ駄目、これしちゃ駄目ってなるべく言わないで済むように、何か活動に入る前に、子どもたちを集めて先にきちんと手順や禁止事項を言い聞かせておくのよ。それから、活動が済んだら、ここにもう一度集まって、まだの友達を待っておくんだよとか、済んだ後のことも、必ず伝えておくこと。いいわね、先手必勝よ」
本当にこの「先手必勝」は有効でした。
例えば、算数で長さ調べの活動に入る前には、
「今からメジャーでいろいろな所の長さを測ってもらうよ。班の友達4人で協力して測るんだよ。測ったらそのプリントに何が何メートル何センチだったか、書きます。
班の子全員が書いてから次の測りたい所に行くんだよ。
測っていい場所はこの教室の中と教室前の廊下だけです。他の場所には行かないでくださいね。けっして走ってはいけませんよ。教室、廊下はいつも歩こうね。
3つ測れた班は席に戻って待ってください。全員集まったら発表してもらうからね」
といったような指示を、きちんと伝えておきます。
 そうすると、後は褒めるだけ。
「A班の人たち、役割分担してよく協力できているね」
「B班は役割を交代でしているね。いいね~」
「○○さんはゼロをぴったり合わせてる、上手!」
「□□さんの字、きれいだな。とても読みやすいよ」
「C班は、もう測れたんだね。待ち方うまいな」
褒められると、子どもたちはますます賢くなっていきます。
 これはお家でも活用できますよ。
「ゲームして遊んでいいよ。でもタイマーがピピピってなったらやめて片付けてね。それができるんだったら、遊んでいいよ。できる?」
とか、
「ママ、今ちょっと忙しいけど、時計の長い針が6になったら、絵本読んであげるからお布団に入って待っててね」
などというように、先手必勝というワードを大人は頭のどこかに置いておいて、お子さんの年齢や状況に合わせて言葉がけをしてください。そうすると、
「いつまでゲームやってるの! やめなさいって言ってるでしょ」
「忙しいのにうるさくしないの! 早く寝なさい!」
なんて叱りつけることを、きっと減らせますよ。子育てを楽しみましょうね♪

1.子育てを楽しもう!!~お片付け編~ -2016年5月12日-

 子育てを楽しもう!
とは言うものの、現実はあまくないですよね。
 私も長く小学校に勤めながら、二人の子の母でもあったので大変さはよく分かります。
その二人の子はどちらも成人し、上の子は三十路を迎えました。そしてやはり働く母として忙しい日々を送っているようです。
 今振り返ると、大変だったけれど子育てしていたその頃が一番輝いていた気がします。
皆様、今を楽しんでくださいね♪

 例えば、遊んだ後のお片付け。
「さあ、片付けましょう」と声かけしても、「えー、もっと遊びたいよ」と、ちっとも片付けようとしないなんてこと、よくあります。「もう、こっちが動いた方が早いわよ!」とプリプリ、イライラ……。結局、お母さんがほとんど片付けた、或いは大声張り上げて片付けさせた等、親子ともいい気分じゃなくなるなんてことも、ありますよね。

 まあ、子どもは遊びたいのは当たり前。時間に追われている大人と違ってマイペースな時間の中でたっぷりとしたいことをするというのは至極当然な摂理と割り切り、そんなもんだと分かった上で、大人が決めたスケジュールに協力してもらいましょう。そう思うだけでだいぶお母さんのイライラ感が減少します。
 片付けにも遊びの要素を取り入れ、「どっちが早いかな」とか言いながら、乗りのいい片付けのテーマミュージックを鼻歌で口ずさむ等楽しんでください。子どもは楽しげな事は大好きなのでだいたいは協力的に動いてくれるはずです。そのうちその歌を口ずさむだけで動き出すようになると思います。

 子どもたちだけで片付けられるようになったら、
「今からお片付けだよ。できたと思ったらお母さんのところに来て教えてね」
と、次の指示を一つ付け加えるようにします。そしてできたことを一緒に喜んでください。できてないところを見つけて、
「これもまだ出しっぱなしだし…」
なんてしかめっ面しないで、できているところを見つけて褒めてあげてくださいね。大好きなお母さんやお父さんが嬉しそうな顔や仕草になって、自分を認めてくれたら、子どもはうんと幸せな気持ちになります。そしてそれが次の頑張りの源になること、間違いありません! 少々片付けが不十分でもいいんです。自分の成長を本気で喜んでくれるお母さんやお父さんや先生方の存在があれば、子どもはそのうち力をつけてきます。
それは、もちろん片付けだけではありません。様々な力をつけていってくれますよ。しっかり見ていてくださいね。

 今を見のがさないで~♪ そして楽しんじゃってくださいね!

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